インプラントとは
インプラントについてご紹介いたします。
インプラントは歯を失った場合に顎骨に埋め込む人工歯根のことです。その上に歯冠を作ることで、天然歯のような噛み心地と見た目を実現いたします。入れ歯やブリッジとは異なり健康な歯を削ることがなく、残存率も90%を超えるので信頼性の高い治療と言えます。
当院のインプラント治療についてはこちら
インプラントとは?
自分の歯を取り戻しませんか
義歯やブリッジは、それを支える他の歯や粘膜に大きな負担をかけます。インプラントは、唯一歯の代用となる治療方法です。
診療中の様子
当院ではCT画像をもとに三次元的な診断を行うことで、より正確な処置を行うことができます。
インプラント治療による効果
インプラントでどこまで噛めるか
天然歯の咬合力(噛む力)は、最大で50~60kgです。
インプラントは、天然歯とほぼ同等の噛む力・噛み砕く力に回復させることが可能で、また、噛んだ感覚が、天然歯とほとんど変わりません。
耐用年数
インプラントは10年で90%を超えて残存しています。それほど信頼性の高い治療と言えます。10年で90%を超えている補綴物は、他にはありません。現状で、耐用年数に関して最も信頼度が高い治療法と言えます。
希に、ダメになってしまうケースの例が下記です。
- 噛み合わせが強い、歯ぎしり等が強く負荷がかかり過ぎてオーバーロードになって弛んでくる。
- 体調の変化によりインプラント周辺に炎症がおき、ちょうど歯周病が進行するかのごとくインプラントが脱落してしまう。
- その他、インプラントはチタンでできていますが、身体が拒否反応を示す。埋入したインプラントに十分な血液が供給されないために定着しないなど、ごく初期の段階で問題が起きるケースが稀にあります。
インプラントとブリッジの比較
インプラントとブリッジの比較表です。
比較項目 | インプラント | ブリッジ |
---|---|---|
長期信頼性 | ◎ 10年で90%以上 |
× 8年で50% |
残存組織の保護 | ◎ | △ 支台歯の過負荷 二次的な虫歯 |
咬合咀嚼力 | ◎ | △ |
審美性 | ◎ | 銀歯× セラミック◎ |
異物感 | ◎ | 〇 |
費用 | 自費 | 保険(銀歯)or 自費(セラミックなど) |
インプラントの治療ケース
歯を1本失った場合
歯を数本失った場合
歯を全て失った場合
【従来】入れ歯での対応
【インプラントを使用】
金額に合わせて、よりご自身の歯に近く、理想的な食事を摂ることが可能になります。
インプラント治療に関するデメリットとリスク
インプラント治療のデメリット
- 高度最新医療により保険適用外で高額である。
- 外科処置を行わなければならない。
埋入にあたり手術を行わなければなりませんが、侵襲は抜歯程度です。OPE当日そのまま出勤することも可能です。
下顎への挿入におけるリスク
下顎には下顎管という太い神経が走行しています。これを損傷すると麻痺が起きます。
このリスクを回避するために、埋入する深さは下顎管より最低2mm以上のセーフティマージン(安全な距離)を取ります。
また、骨幅がない、骨の形態を十分に把握しないまま、舌側んい穿孔した場合、舌下動脈等を損傷し、大量出血を起こすことがあります。このようなことがないようにCT撮影を行い、骨幅、高径ならびに下顎管までの距離を正確に把握し手術に臨む必要があります。
抜歯したところにそのまま置いてくるような形での埋入の場合、基本的にはドリリングをしませんので、これまで記載したようなリスクはありません。